おーまい、がー (41/52)



「も、もしもし・・・」



電話越しから聞こえた声は


「もしもし、真辺さん?」


日下部だった。


「え、え?くさ、日下部!?」


動揺するわたしに

「鈍い真辺さんには、言葉じゃなきゃ伝わらないでしょ?」

クスッと笑う日下部のこえが
やけに、やけに

きゅんとしました。←


「で、でもなんで番号っ」


「兄貴が、真辺さんの兄ちゃんと友達だから、教えてもらった」



に、にいちゃあああああん(;o;)!


大好きだあああああああ (;o;)!
あれだね、兄ちゃんあんなん
だけど、今日は凄く天使にみえる


「そうなんだ、兄ちゃんが」

自然に笑みがこぼれた



「「・・・・・・」」


二人の間に沈黙が走る


最初に口を開いたのは日下部だった