椎名書店
拾った幸せ (7/9)
それから二人して、温かいココアを飲んだ。
口の中が切れてて凄く痛かったけど、幸せな味がした。
落ち着いてから思い出したら、何だか言い分けみたいな告白になっちゃったなぁと反省してみたり。
そんなんじゃ駄目だよなと思い「好きだよ」と言ってみたら、「ん、好きだ」と凄く小さな声で、千明らしく返してくれた。
そういって二人照れながら飲んだココアはやっぱり、幸せな味がした。
「あ、もうこんな時間…」
「うし、開けるか」
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