囁く両手 (14/21)




急いで家に戻り、風呂場へ直行。

まさか凍るなんて…。
やっぱ髪くらい乾かせばよかったなぁ。


「ふぅ、あったまるー」



すっかり体も温まり髪をタオルで拭きながら居間へ行くと、千明が猫達と戯れていた。


んー。

気のせいかな?
皆嬉しそう。

俺と居るより全然嬉しそう。




「わは!やめっ、いちっ、わは!」

「楽しそうだねー」

「お、上がったか頭氷野郎」

「悪口反対!悪口良くない!」

「うっせ。てかトマトは?」