嬉しい音 (23/25)



それから数時間。

外はぼんやり暗くなり始めた。
まだ止まぬ雪が景色を益々白くして…



俺は店に一人。



「はぁ」



今更ながら後悔が襲う。
何であんなものを…。

何であんなもの買っちゃったんだ…。
そりゃ怒るよな…。

もっと気の利いた物にすれば今頃…晩飯二人で食えたかもしれないのに。





ポケットが震える。

電話?

千明だ…!