言えない陰 (13/13)



「チッ、ふうーさて帰るか」

「明日、来るよね?」

「ん、来る来る」

「ほんとに?」

「来るっつってんだろ」

「じゃ、また明日」

「ん、明日な」










外に出ると、ちらちら雪が降り始めた。

明日はホワイトクリスマスかなぁ。
きっと、寒い日になる。



またな、と手を振り歩き始めた千明を、見えなくなるまで見送った。