誤解のバカ野郎 (14/14)



「来た?見たって人がいるんだけど」

「…随分前に来られて、本を一冊購入されましたが、それきりです」

「本当に?」

「ええ」

「そう、また来たら連絡して、これ番号」

「ああ、はい…」

「じゃ」ガラガラ

「………」








二階を見上げる。


千明…あの人誰なんだ?





渡された番号の書かれた紙を手に、階段へと向かった。