石川県 (11/27)

急いで中に入ると
ゆりさんがソファーに座っていた。

「そんな慌ててどうしたの?」

「い、今窓に人影が…。」

「え?いないよ?
寝ぼけてたんだよきっと。」

「でも…。」

「気にしない気にしない!私寝るね。」

「あ、はい。おやすみなさい。」





窓に近づいてみる。

やっぱり見られていたんだ。

窓のはじっこの一部がくもっている。
誰かが窓に顔を近づけて
外を見ていた証拠だ。




ゆりさんなのか?