大阪府 (38/45)

「作戦?」

「せや。まず俺はこいつが何か
企んどるんに気づいた。まぁ、俺の
鋭い観察力のおかげやな。ほんで
二手に分かれるっちゅう話んときに
すんばらしい作戦その1を思いつき
実行したんや。」

「…。」

夏実さんは静かに
喜一の話を聞いている。

「俺はこいつを監視、ゲームは
賢い広人と乃亜ちゃんに任せることに
した。ほんでこいつは絶対翔太に
くっつくからええとして、どないして
分けようか考えた。」

あのとき納得いかないような顔に見えたのはこのことを考えていたからなのか。

「あんとき俺がぐっぱでほい言うたの
覚えてるか?」

「あ、喜一が急に言ってお前1人だけ
出してたやつだろ?それが何か…」

「俺何出した?」