鹿児島県 (32/37)


ゆりさんが泣き出した。

「え!ちょっ!」


「どうしよう。嘘教えちゃった。
わたしのせいで…。」


しゃがみこんでしまった。


……。
「大丈夫ですよ。自分をそんな
責めないでください。
ほら、行きましょう。」



「……。」


ゆりさんの震えた手を引いて
外へ向かった。